デジタルアーカイブ

官報入札案件

古典籍資料の原資料からのデジタル化

背景

平成22年に実施された官報入札案件大規模デジタル化プロジェクト、古典籍資料の原資料からのデジタル化では、原資料から直接デジタル化する方式が採用され、質の高い高精細画像でのデータ保存と大量の利用者提供データ作成が飛躍的に進められました。また、長期的に管理していくための様々な仕組みづくり(保存形式・メタデータ等)が行われました。

 

ソリューション

超高精細デジタル画像作成サービス、i-RealScope撮影システム及び高精細高速ブックスキャナを使用し、高精細スキャン(スキャニング作業は所蔵施設内で実施)。和漢書などの冊子・折り本、一枚物、軸物、絵図などの畳物、様々な貴重資料のデジタル化工程(搬出入/一時保管/事前調査/入力作業)において安全に作業を行いました。
また、独自開発した作業管理システム・トリミングツール等を駆使し品質を担保し作業の効率化を図り、大規模プロジェクトを納期通りに完了させました。

 

導入効果

資料のデジタル化の最大のメリットは、利用者にとっても提供する所蔵施設にとっても情報通信基盤(ICT)を活用した公開サービスにあります。いつでも誰でもどこからでもインターネットを通じて利用できるサービスの提供が可能になります。しかし、仮にインターネット提供ができず、館内のみでの提供に限定された場合でも、デジタルコンテンツによるサービスは、検索、閲覧等に要する提供時間の短縮、利用と資料の保存の両立の確保などそのメリットは利用者・所蔵施設ともに少なくありません。

 

今後の展望

今回は、資料のデジタル化を中心に作業を行いましたが、こうしてデジタル化された付加価値の高いデータは、高精細画像をインターネット上でスムーズに配信するオリジナルシステム(iRS-Browser・iRS-Viewer)と連携する事により、これまでにないバーチャル空間が実現でき、デジタル化がもたらす期待・効果(文化遺産の共有と活用、鑑賞目的から教育・研究活用、地域活性推進など)を最大限引き出すことができます。
今後も、利用者の声を聞き、より利用価値を高めるサービスをご提供してまいります。