デジタルアーカイブ

私立美術大学 様

背景

芸術学部美術学科の先生との共同研究で、江戸時代の浮世絵のデジタル化を実施いたしました。これまで上手く表現できなかった浮世絵木版画の技法である空摺りをデジタル画像で再現できるかというミッションでした。
フラットベットスキャナーの光の調整など、様々な工夫をこれまで実施しましたが、納得できる画像を作成することができませんでした。
 
 

ソリューション

超高精細デジタル画像作成サービス、i-RealScope撮影システムを使用し、撮影光をコントロールし空摺り(凹凸)部の影を作り出し、上部から高精細スキャンをしました。これによりをリアルな立体的なデジタル画像を生成、原資料が持つ本来の魅力を余すことなく再現し、次世代に継承できる高精細画像(解像度が非常に高く、質感や色の再現性の高い画像)の提供を実現できました。
 
 

導入効果

特殊撮影ありVer.となしVer.を比較するため、iRS-Viewer(教育専用-比較)を使い、浮世絵木版画の質感を比較して、その効果を測定、報告いたしました。これまで再現できなかった古の技をデジタル画像で簡単に見ることができる仕組みが構築され、研究活動を大きく前進させる成果が生まれました。

 

今後の展望

今回は、実証実験として一部のみデジタル化を行いましたが、こうした付加価値の高いデータを大量にデジタル化することで、普段手にすることができない貴重な資料をデジタルデータとして安全に利用できるようになることは、非常に価値が高いことでした。
また、美術などの専門分野における教育コンテンツとして、今後、活用が期待できます。そして、本物に近いリアルなデジタル画像をインターネットで配信することで、これまでにないバーチャル空間が実現できます。利用者の感性に響く訴求力の高いこうしたサービスは、様々な分野で利用価値が高まると考えられます。